生命を尊重する社会へ!

中塩 みあき

愚かな戦争、環境破壊、貧富の差、私たちの地球は病んでいる!

この病いは人間のエゴの結果である。これは人間中心、特に男を中心にした社会の歪みの結果なのだと思う。

この地球には人間だけでなく、先進国の人だけでなく、飢えている人々も、小さな生物も共存していることを忘れてはいけない。

マスコミでも人間の男性中心の視点が多い。政治でも、企業でも、宗教であっても。 日本の政治家の女性の比率は特に低い、世界の中でも女性の社会進出度超後進国なのだ。辻元清美さんの国会の質疑を聴いて久々に感動した。弱者の立場から、生命を大切に考える視点から訴える。ハチ公で演説していた議員でエイズ訴訟の河田良平さんのお母さんの演説にも、母として命を守る真剣な願いがこめられていた。建前ではなく本音で語るから、心を打たれたのだ。そういう女性たちが少しずつ社会に進出していくことが大切だと思う。

でもそういう心のある人に限って バッシングを受けたりする。テレビで辻元さんが男性議員に嫌味を言われていたのを見たり,白い粉の発信元にされたり、余計な気苦労が耐えないだろう。女はその偏見を一つ一つ解除しなくてはいけない。レールのしかれた人間の男にとって当たり前のことでも女性にとって制度からして抵抗があることが多い。男性たちのバッシングも起きる。道を作るのは容易でない。

先日、田嶋陽子さんと田原総一郎さんとの談話をテレビで聴いた。田嶋さんのような声の大きな強い女性たちが公の場に出て働きかけるのは頼もしい。社会に影響を与えて、良い改革に結び付けてほしいものだ。でもその影には自立できない環境の女性もたくさんいるし、意識を変化させ、環境を整え、社会構造を変えるには時間がかかるだろう。

でもわれわれ人間はまだ恵まれている。動物は人間のエゴでもっと悲惨な状況に追いこまれても、それを訴えることもできない。アフガンの難民は気の毒だ、でもそこに生息する小さい生物の存在は完全に忘れられている。なのに攻撃は続き、環境が破壊されていく。

レイチェルカーソン「センスオヴワンダー」の映画を見た。彼女は生物学者で環境問題の著述が多い。彼女の視点は小さい生物から見た世界である。世界は本当は人間だけでなくあらゆる生物と共存しているのだ。人間だけが土地を所有し、権利を主張し、環境を破壊し、生物を殺している。人間の男中心の見方でなく今まで無視されていた小さな存在、弱い存在、女性や小さい他の生物からの訴えも今こそ大切にしたいものだ。

これから女性たちや生命を大切にする視点から、新しく世界を見直ししなければすべての生物が滅びていく。